The World of TRIONFAL

Arco di Costantino

e

L’arco Romano

西暦315年。ローマ皇帝コンスタンティヌスは、ミルウィウス橋の戦いでの勝利を記念してローマに荘厳な凱旋門を作った。これは高さにして21m、幅は25.7mというローマ最大の凱旋門であり、現在ではこの国の言葉で Arco di Costantino (コンスタンティヌスの凱旋門)と呼ばれているものだ。西暦1960年、アウグストの工房が設立された年に開催されたローマオリンピックでは、この荘厳なアーチがマラソンのゴール地点となった。  そして西暦2022年。実に1700年の時を経てコンスタンティヌスの凱旋門は新たな光を浴びることとなった。アウグストを象徴する金具 L’arco Romano ラルコ・ロマーノ(ローマの凱旋門を意味する)として、その普遍的な造形美を世界中に知らしめることになったのである。